自分のスキルを活かしながら、無理なく長く働き続けられる仕事を
―まず、入社理由を教えてください。これまで培ってきた土木設計のスキルを活かしながら、無理なく長く働き続けられる環境を探していました。土木・建設業界はどうしても労働時間が長くなりがちで、キャリアを積むほどワークライフバランスが気になってきます。輪設計は適度な裁量があり、通勤や労働時間の負担も軽減できる環境だと感じたことが決め手でした。
入社直後は「本当にここまで任せて大丈夫?」という不安も。経験者が自分らしく働くための「距離感」とは
―入社前後で、仕事や会社のイメージはどう変わりましたか?入社直後は不安が多かったです。どこまで自分の裁量で判断していいのか、全物件の設計を担う立場として齟齬があってはいけないという緊張感がありました。しかし、輪設計は裁量を任せつつも放任ではありません。状況に応じてしっかり報告し、問題が出そうな時は社長や仲間に相談できる環境があります。経験者として自分の設計思想や判断を尊重してもらえる一方で、必要な時は迷わず相談できる安心感があり、そのバランスが働きやすさにつながっています。
活躍する経験者の共通点は「施主の喜び」「費用対効果」「迅速さ」、技術者だが「経済性」も見ている。
―輪設計で活躍している経験者に共通する考え方は?設計者として技術的な正確さは当然ですが、それ以上に施主やクライアントが喜んでくれること、費用対効果、経済的合理性、そして迅速な対応の4つを重視しています。良い設計=高い構造物ではありません。限られた条件の中で最適な解を選び、施主に納得と喜びを届ける。技術と経済のバランスを取る総合力こそが、経験者に求められる姿勢だと感じます。
不得意があって当然、それを補い合うのが組織」という考え方
―キャリア面について伺います。中途入社でハンデキャップは感じますか?感じたことはありません。新卒・中途を問わず、人には得意・不得意があり、経験してきた現場も会社も違います。輪設計では、その当たり前を受け入れ、不得意分野は社内で補いながら得意分野を伸ばすスタンスが根付いています。不得意があって当然、それをどうカバーし、どう成長していくかを見てくれる会社です。そのため、特段ハンデキャップを感じたことはありません。
構造・地盤条件・コスト、制約だらけの案件をどう突破したか
―技術的に難易度が高かった案件を教えてください。ある現場で建築物のようなスロープを宅造擁壁で構築するという特殊な条件がありました。本来なら地盤改良が不要なはずの場所でしたが、想定外の状態だったため急きょ地盤改良が必要になりました。さらに外構は変更できない。構造・地盤・コストの制約が重なり、どこをどう見直しても簡単には答えが出ない案件でした。そこで事業者・施工者・設計者・市役所と何度も構造検討・計算を繰り返し、最もコストを抑えつつ技術的に成立する方法を探りました。技術的にも経済的にも成立させなければならない、まさに総合力が問われる案件でした。
次の挑戦は「より難易度の高い造成設計」
技術者としての幅を広げたい
―今後の目標を教えてください。
宅地造成に関してL型擁壁だけでなく、地下車庫物件を含む構造計算や、より難易度の高い造成設計にも挑戦していきたいです。民間・官公庁を問わず幅広い案件に対応できる技術者になることが目標です。地盤や構造、コスト、行政手続きなど多くの要素を統合的に判断できる「総合設計者」として成長したいと考えています。